 | なぜオーストラリア(特にケアンズ)のチャーターボートは料金がこんなに高いのか? |
ケアンズでボートをチャーターすると最低でも\10万/日からで高いボートは\40万円/日位します。ハワイのコナですと普通でUS$600くらいで半日でUS$400位です。これにはいくつかの理由があります。以下に書き出してみましたので一つ一つ見てみましょう。
1.ポイントまでが非常に遠い。 トローリングの場合、コナではコナハーバーを出るとすぐそこはポイントでアウトリガーを展開しすぐに釣りが始まります。しかし、ケアンズは最低でも40分、遠いところでは2時間走ってポイントに到着します。これによりまず、燃料代がまったく違う。
2.エンジン機関に掛かる維持費が莫大なものだ。 特に、ブラックマーリンのシーズンにケアンズのボートに乗った事のある人はわかると思いますが、魚を追いかけるときのスピードがすごく速い。これは魚を弱らせないうちにリーダーをとってすぐにリリースさせるためと、ギャフを打つ場合でも少しでも釣り師に有利なうちにギャフが打てるようにするためです。そのためにはチンタラチンタラ追っかけていてはリリースするはずの魚も弱ってシャークに喰われてしまい、記録魚を獲れるチャンスもなくしてしまいかねません。特にトーナメント中の場合、たかがリリースサイズの数百ポンド級の魚でも1時間2時間かかってしまったら残りの釣り時間もなくなってしまいます。通常このクラスの魚ならかかっても15分で船頭としては5分以内に決めたいところです。ですから、機関に負担がものすごくかかり、その維持費に莫大な費用がかかる。ちなみに、新艇から5年間の間にかかる機関の整備費用は\数百万!!。
3.ボートのオーナーシステムの違い。 オーストラリアの場合まず99%オーナーと船頭はまったく違う人物です。オーナーは船頭にボートをただ貸しているだけでその賃料を船頭に請求しています。そして、その使用目的に関してもいっさい関知していません。船頭はお客さんがいた場合その日掛かる費用、たとえば軽油代、昼食代、エサ代、釣り道具代、オイル代等を自分がもらうチャーター料金から支払います。エンジン故障、ギア故障、その他機関の故障に関してはオーナーが支払います。ですから、ボートの賃料は上記2番の理由からもかなり高くチャーター料金の30〜35%が普通です。ちなみにチャーター料金を計算しやすいように$1500/日で計算してみましょう。
船頭の収入 |
$1500 |
燃料代 |
-$500 |
オーナーへの賃料(33%の場合) |
-$500 |
デッキハンド手当て |
-$100 |
ランチ等雑費 |
-$200 |
------------------- | -------- |
残り |
$200 |
この様に船頭は決して高額な給料を取っているわけではなく逆に言えば$200(\90/$1で\18000)の日給で皆様にグランダーキャッチの夢を与えているのであります。そして、高いといわれても安くしようにできない、また費用を削る事ができない理由がここにあります。